ネット上の仮想空間と、人間の死。 最も遠い事柄であるし似つかわしくもないが、実際に起こると 否応無しに人の「存在」というものについて考えさせられる。 仮想空間で知り合って、話すうちにお互いの性格や状況を知り、 自然に通じ合う様になった若い二人。 あるとき、ぷっつりと連絡が途絶え、 数ヶ月後に突然身内の方から、死という現実を知らされたという。 距離は離れていても、一番身近な存在であったはず。 最後まで会うことの無かった二人の記憶。 その話をきいたとき、映画「Avatar」の世界はもう 単なるファンタジーではないと思った。