春の泥
ライブステージという形で演奏することから遠ざかったこの2年。自分がそれまでどこで何をやってきたか、忘れてしまいそうになるくらいの時間が経ってしまっておりました。そんな中、こうちゃんからのお誘いで、お花とダンスとのコラボレーションのステージを行いました。
代官山「晴れたら空に豆まいて」で行われた『春の泥』に出演させていただきました。

ぬかるみはやがて芽吹きの予兆 命の営み、
地球の鼓動 人のあはれは花に在らず ただ咲き、
落ちる花 さても人の心は煩わしく 現世(うつしよ)に縛られ、
常世(とこよ)を想う
雅な調べを奏でる箏の音はいつしか時空を開き、
花木の魂は空間を濃密に埋め、刻一刻変化するその刹那をたゆたい舞う。
箏/ピアノ、舞、花が織りなす陰陽の心象風景に酔いしれる夜。



ダンスは舞踊団Baliasi(バリアージ) Chie Noriedaさん、Nana Watanukiさん。お花は、華道家のMario Hiramaさん

この日は六段と春の海、そして月宵曲からGratiaと夕顔をやりました。夕顔はちょうど10年前、月宵スタート当初に作った音源。そのときおぼろげに考えていたことを、10年経って形にできたことがとても嬉しいです。

そして池田浩一さんの立てたお茶をいただく時間、それはそれは贅沢な一夜。こんな愛おしい夜は久しぶりすぎて、なにか違う世界に来た様な感覚すら覚えました。
2016 夏はスウェーデンで過ごそうよ
初ヨーロッパはフランスでした。当時、演奏で海外に行くなんて夢だったから、念願叶ってこのダルマに目を入れたのでした。そこから2年経って、次なるヨーロッパの地はスウェーデンとなることが決定。夏の北欧リゾート地に2週間の長期滞在してほぼ毎日ライブなんて、幸せすぎでしょ。
出発は8月なので先だけど、1/31 & 3/27に今回のメンバー全員集合ライブがあってね、音楽性とかキャラクターとかほんとバラバラなんだけど、それが逆に面白い相乗効果になってるのが演ってても分かって楽しいのです。スウェーデン入りしてからのスケジュールも徐々に見えてきて、楽しみになってきた。
スウェーデンのミュージシャンとも現地で一緒に遊んだりセッションしたり、最後は結構大きなステージを組むみたいだし。そして、みんなもよかったら一緒に行きませんか?って感じでツアーの申し込みも受け付けておりますぜっ!
http://www.isshonitogether.com
北欧のものって色や形にユニークだけどすましたところがあって、置いてあるとすぐ気になってしまう。今回の滞在でお世話になるAnneさんとお話ししてたのだけど、モノだけじゃなく、全てのサイズ感が大きくて、そんな広々としたゆとりが心の余裕となって、経済第一とは違った成熟をしている社会。ちょっと羨ましくなるかもね。それでいて自然が豊富で大事にしているところは日本と一緒。
今、ヨーロッパ全体の治安が不安になってて、日本だって政治経済が先行き不安になってる。その中で、ヨーロッパ経済圏にありながら、独立したタイム感というか、大自然の余裕が育んだ社会に触れる機会に、何か学べる気がするのです。
ただの偶然じゃなくて、何か気づかされるものはあるんじゃないかと。
*ちなみにAnneさん、絶頂期のビートルズと一緒に並んでるプライベート写真をお持ちの方。只者ではござらん。
good-bye T1
東京に出てきてすぐ、ワンルームの狭い部屋に無理やり置きました。憧れの楽器を手にいれた〜!って幸せと一緒に。気がつけば一番長く自分のそばにいた楽器。ほぼ全ての曲をこの鍵盤で弾いてきたんだなぁ。
そしてこんなにも長持ちしたのは、作り自体が良かったから。バブル期の日本製品は意味もなく贅沢だよねw 木製のパネルは、完全に机になってて、コーヒーこぼしたり( ´゚д゚`)アチャーなこともあったけど、よく耐えてくれました。
さらに重厚感とシンプルなデザインは、最近のハイテクマシーンには出せない存在感を持っていて、それも手放したくなかった理由。デザインはやる気に直結するからとっても大事なのです。

実際のところ、かなり前から内臓の音源は使わなくなっていたし、鍵盤もちょいとへたってて、もう制作は完全にソフトウェアだし、これもいつかは交代させなきゃということは分かっていました。一緒に考えて悩み抜いて、難問を突破してきた同志を引退させるのは少しばかり寂しいけど、これも電子楽器の宿命。
老兵引退せり。長く支えてくれてありがとう!
そして、、

こんな派手な新生がやってきました。ピカピカ〜www
尺八演奏家 中村仁樹プロジェクト
「藤木さんに手伝って欲しいんです」と突如電話があったのは今年の春のこと。
何の話かと出かけて行って気づいたのだけど、二人で酒飲むのはその時初めてでございまして。彼のことは前から知っていて、ステージではいつも贅沢なメンバーに囲まれていて、あの難解なはずの尺八を楽々と吹きこなす姿は、あぁこれは人気なのわかるなぁ って思ってたら、CDを作るんだと。
『これが1stの作品になるんです』って聞いて、ちょっと意外な気がしたんだよね。メディアにも取り上げられて、著名人との絡みもある彼が、まだ自分だけの作品を作っていなかったんだなぁと。そして、そこに参加して欲しいと。
「勿論やるよー!」って軽く返事しつつ数曲アレンジすれば良いんだろうと思ってたら、全体見て欲しいんですと。これでさらに意外な気がしたんだよね。自分が作るサウンドは、彼のこれまでの世界とはむしろ対極にあるような気がしていたから、どんなんかと、ちょっと真意を測ってみたりしてw 結構ひねった所が好みらしく、そこまでやっちゃっていいの!?みたいに確認したりしてました。
そうこうしてるうちに『クラウドファウンディングをやりますっ』という話になり、内容を見たらガッツリで、しかもスタートしてほんの数日で目標までもう半分超えてるし!
和楽器の勘所は、ここ数年でだいぶわかってきたつもりなのだけど、自分が手を入れて良い領域とそうじゃない領域があると思ってて、そこの判断を大元でしっかりできるように研ぎ澄ませないとだなぁと思っております。あ、先行で作ったデモも良い感じなのだよ。来年頭の楽しみが一つ増えたね。
完成した作品は聴いていただきつつ、この限定色々の企画に乗っかってみるのも楽しいと思うよ!是非!
米国の映像音楽エージェンシーへ楽曲提供
オリンピック関連でも話題となった画像の利用と許諾。その辺りの利用手続きをクリアーにしてある商用のサービスをStock Photoといい、amanaイメージなど有名どころもいくつかあります。
音楽分野でも同様のサービスは国内外含め様々ありますが、実際の所そのクオリティにはかなり差があるのが実情。クオリティーコントロールは、目に見える写真に比べて音楽の方が数段難しいと思います。
今回、自分の作品の幾つかを扱っていただくことになったアメリカの音楽エージェント『Marmoset』。特徴ある検索システムが話題となりがちですが、音楽ライブラリの質をしっかり管理し保持している点こそ一番大事で、最も優れている所だと思います。ミュージシャン的には、そういう所に自分の作品を扱って欲しいと望むわけで、今回ご縁をいただいたのはとてもとても嬉しい。日本からの作家契約は2例目なんだとか。
Marmosetは、映像クリエイターと周辺の広告代理店などをターゲットとしてますが、友達の結婚式のスライドショーに使ったりとか、パーソナルな利用もできるので、英語の垣根が気にならない方にとってはとても良いオンラインサービスだと思います。
フジキの作品はこちら
アジアやエスニックテイストの曲が欲しいということだったので、そういうものをいくつか出しております。
harvest harmony
9月10日 スウェーデン人ボーカリストMaya Liveでした。7月のMelodiaで初めて歌声を聴いてからのお友達で、一緒にできるといいねーって話していたのがホントになって嬉しい。
当日まで何をやるのかも決めずにピアノを弾くなんて、もう長いことやってなかったけど、リハーサルからとっても楽しかったわけです。

最近の月宵で敢えて外しているピアニカもいい感じだったかなと。ウクレレとも合わせてみたら面白かったよ。

そしてここは中野新橋『星屑と三日月』サン。カウンターの横にLEDミラーボールがあるバーwww さらにこのサイズでちゃんとモニターがある!おかげでとても演奏しやすかったよ。ありがとうございます。

Pink Spider WebのAnnaが、すべてこのご縁を作ってくれてね、このピンク色ヘアは伊達じゃないわけであります。Annaとは来年に向けての大きなプロジェクトも動いていて、今後また楽しみ。
この後二人はスウェーデンのトラディショナルソングを2声で歌ってくれました、実はAnnaも声楽やってたとかいうから、みんな音楽で繋がっているんだなぁ。

Mayaにとっては、この日のライブが日本でのラストだっていうことで、ちょっと寂しそうだったけど、でも実は2ヶ月先の11月には再来日して、しかも彼女のバンドを率いて来る!そしてなんと
月宵と対バンもする!
イェイ!アルバムの音は聴いてるけど、むっちゃカッコイイのです。おいらも負けないぞー!おおー!

photo by Yo Kimura
そんなわけで、11月のゾロ目の日は空けておいてくれたら嬉しすよ。
Music Bar 星屑と三日月
東京都中野区弥生町2丁目32-16 ロックフォード第3ビル中野新橋B1
電話:03-6312-9899
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碧い瞳のエリス
いまから4年前、ひとつ企画を作ったのがTHE HUNDRED ARTISTS and HUNDRED SONGS。スタートした直後にあの大震災が起こり、自分も周囲も変化があったりしたこともあって、5作品だけを発表して手付かずになってしまっているけど、実はあそこから月宵にもつながっていたりするんで、きっかけの一つにはなっているわけです。
その一番はじめの作品が『碧い瞳のエリス』なのですが、なんとそこに作詞家の松井五郎さんご本人様からのコメントがあることに気づきました!しかも半年も経って(失礼いたしました)。
カバーなので管理者の許諾は取っているのですが、完成したものを作者ご本人に聴いていただいてしかも気に入ってもらえるということは、そうそう無いだろうなと。
こんなコメントが直接いただけるなんて、本当に嬉しいことです。
このことをボーカルのシノブさんにお伝えしたら『しかもクリスマスイブ!ロマンチック』とな!ほんとだ!4年も前の曲に力をいただけました、本当にありがとうございます。
この企画もいつか再開できるといいなぁ。
> サイトはこちら
MELODIA Tokyo
7.11 THE PINK SPIDER WEB SUMMER PARTY Vol.3 沢山のお越しをいただきありがとうございました!
来場者の誰よりも近くに住んでいるということもあり、なんかとっても身近な感じでステージやりましたが、終わってみれば想像以上の盛り上がり!本当にありがとう、楽しかった!
そして出演者の皆さん、主催のAnnaサン、そしてMELODIA Tokyoのみなさんのお力も大きかった。MELODIAさん、2年ほど前にOpenされたそうですが、今回初めてお邪魔して、そのこだわりっぷりにちょいと惚れました。
なにしろこの扉が全てを物語っていますよ。是非行ってみてください!
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MELODIA Tokyo
東京都中野区弥生町1-9-3
ロックフォード第2ビル長者橋 B1F
03-6317-8101
世界で受け入れられるということ
『日本代表』
そうあることではない。
国代表が決まる日にはオーストリアの会場からネット中継をしていて、日本から遠く離れた会場なのに、自分たちが今年作った曲が流れているし。あっちの司会者が『ツキヨイ〜〜』って言ってくれてるし。それはもう、なんとも言えない気持ちになりました。
音楽が国境を越えるというのは、言葉では知ってても実際の所体感できることって、そういつもあることではない。それがこの2014年は同時多発的に、いろんな所でそう感じさせてくれることが起こったのです。
これはその日本代表となったGlobal Rockstarの表示画面の一部なのだけど、4000回のNakedの再生回数と、2400もの投票数と、さらには100ドル以上のカンパが集まっていて、こんなにもいろんな人が応援してくれているんだという事自体が驚きで、とても嬉しい!
「Nakedを歌いたいから、歌詞をローマ字で送ってくれないか」なんて、曲を作ってるとき、まさかそんなリクエストが起きるなんて想像だにしなかったし。日本語の歌をカッコイイと思ってくれる世界の人は、実は沢山いるんじゃないかと、歌詞の意味は伝わらなくても、サウンドを楽しんでくれる人はまだまだ一杯いるんじゃないかなと。
2年前は単なる想像だったけど、それが今は実感としてある。それこそ、得たかったことだし、やっぱりやらなきゃいけない!とそう再度思ったりした師走の1日目。
そして、木曜日は渋谷VUENOSでライブです!遊びに来てね!!

http://tsukiyoi.com/rr_events/1204vuenos
グレゴの音楽一座に遭遇
高原の朝日の中に現れた、中世の音楽家『グレゴの音楽一座』さん
いや高原でも朝日でもないのですけどね、そういう空気。まさかここが代々木八幡宮とは思えまい。
Bowed Psalteryという楽器で、チターを弓で弾いちゃうってかんじですが、それだけじゃない細かな仕掛けがされていて、ほぼオリジナルな楽器だよ。
あまりなオリジナル具合は、写真じゃ伝わらないから、ちょっとだけムービーを撮らせていただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=Zq5xDJD1Fcg
いやぁ素敵〜
エレクトーンの想い出
ヤマハのエレクトーン「STAGEA」の新モデルが出たそうです。なんでも今のやつは鍵盤や音色をアップグレードしていけるのだとか!
今のエレクトーンはどんどんリアルさを追求して、一人で本物のバンドやオーケストラの様なプレイができるようになっていますねぇ。この窪田宏さんのデモ演奏とか、ソウルフルなボーカリストが一人いたら、それでもう最高にファンキーなステージができることでしょう!
https://www.youtube.com/watch?v=QSbhTlYYqsE
https://www.youtube.com/watch?v=ovZ68CXdlnI
エレクトーンといえば、中学で福岡市内の大きい教室に初めて通うようになって、それまでレッスンは個人で受けていたのがグループになったから、なんか物足りないなぁーなんて思ってた。
そんなクソガキの心を見透かしたのか、担当の先生がある時「ふじきくん、ここの部屋のエレクトーン使いたかったら使っていいよ」って言ってくれまして、その当時最高級のモデルを無償で使わせてくれたんだよな。曲とかつくるといいって言ってね、今考えるとVIPです(笑
電子楽器とはいえ、最高に手のかかった楽器を使うというのは特別な感覚。そこは吸音も整ったひんやりした部屋で、木製の重厚なキャビネットに現代的にデザインされたスイッチ。いつもとは座り心地も全然違う、なんだろうコックピットに座る様な。
音を一音出しただけでできる世界とか、音色の説得力とかね。まだやっとDX7が出た頃だから、音源はアナログなのだろうけど、レベルの違う楽器が持つパワーに触れた瞬間でした。
まぁ当時の私にオリジナルのインストを完成させるまでの力は無かったのですが、音色に対する直感はそういう経験をさせてもらったおかげもあるなぁ。
その先生に、一度お礼を言いたくてお教室に問い合わせたときは辞められてて、そのままになってるのが心残りなのです。
Joy to the World and Peace from Japan

昨年のクリスマスのJoy to the Worldを6枚の写真を使ってムービー仕立てにしました。
世界が楽しいクリスマスで包まれますよう メリークリスマス!
















