で。やっぱりバンドの肝は音楽。
その日その場所でのパフォーマンスを最高にするのに、本番数時間前にリハーサルというのをやる。そこにある楽器や機材、持ち込んだマイ機材だろうとハコによって鳴りが全然違うから、どんだけ事前に準備してっても当日の対応力がひとつひとつ試される。
リハーサルからお世話になるオペレータさん(PAっていう音出す人や、照明の人など)とのやり取りも鍵。PAに関していうと、外音というお客さん側の音と、中音というミュージシャンがモニターで聞く音は全然違ってて、中音の善し悪しはパフォーマンスにむちゃくちゃ影響する。で、中を最高に仕上げてくれるPAさん最高!中が良くて外が悪いことは無いけど、逆はまぁよくあります。
本番中にメンバーがやりにくそうな顔なんかしてたら、なんかあったんだとかスグわかるよ(笑
ボーカルはね、バンドの顔であり命。ミュージシャンは、その命によって生まれる心。いや、逆か?よくわかんないけどw 野球にピッチャーという特別な存在があるけど、ボーカルは替えが効かないからね。
弾き語りでない限りボーカルは一人では歌えないので、ミュージシャンとの関係がとっても大事になるのは当然で。ソロのボーカリストでバンドがサポートという場合と、ボーカルも含めたバンドというのは、編成が同じでも出音は違うものになる。どっちが良いとかそういうことじゃないけど、そうやってメンバー間を見るのも面白い人間観察だよ。
サポートするミュージシャンにとっては、楽曲の魅力をいかに引き出すかが腕の見せ所。所謂ギターソロとかだけじゃなくて、曲のイントロやエンディングなんかのプレイは、とっても大事な役割であり見せ場です。音源になってる曲をライブでやるときには、ライブ用にアレンジをするけど、プレイヤーの力量で完成度は全然変わるから、そういう聴き方をできるようになると、音楽的に楽しくなるね。
ほかにもオープニングをどうするとか曲順やら曲間をどうつなぐとか。ドラムとベースの関係とかツインギターの役割とか、音楽的なツボはいくつもあるけど、そういう人は放っといてもそういう聴き方になるだろうからいいや。