多くの音楽機材がPCのソフトウェアで再現されるようになって間もなく、音処理専門のCPU(DSPと呼ばれます)を使って安定動作をさせる機材が登場しました。いまから10年くらい前のこと。
当時はパソコンの処理能力だけでは、大量のトラックの上に高品位なエフェクトかけたりする事は出来なかったんで、そういうシステムが重用された訳ですが、スタジオ標準のProToolsがついにNative(専用機材無しで動くバージョン)を出した辺りから、明らかに状況が変わってきました。
DSPシリーズの草分けの TC Powercore がついにディスコンというニュースはあまりに象徴的。
そしてハイエンドコンソールメーカーSSLのDuendeもNative版をリリース。
絶対的なハードウェアの価値を考え直さざるを得ないとこまで、PCの性能が達してしまったという事を如実に表してます。
そして時代はモバイル。音楽と機材との関係がまたじわじわ変わってきているのを感じる。そして明晩、また一つのきっかけとなる様な内容が発表される…
のやらどうなのやら…