北原白秋の里として知られる福岡柳川には、やたら華やかなひな飾りがありまして、
それが「さげもん」と呼ばれるこのお飾り。法事で訪れたお寺の廊下がこの状態ですよ。
奥のお雛様がかすんじゃうくらいの、つるし飾りの量。これ全部手作り!
ウィキによると、女児の生まれた家庭では、その一生の幸せを願い雛壇は父方の実家から、さげもんは母方の親戚、母、祖母が用意する。
細工ものと柳川まりを交互に7列7個の49個で、人生50年と言われた時代に女性は一歩引いて49年と配慮した意味と、同時に中央に特大柳川まり2連を加え計51個とする事により、人生50年よりも長生きできるように願をかけてあるんだそう。
子を思う大人たちの希望が込められたお飾りなのですね。
一日もはやく全国の子供たちが落ち着いて寝られる夜がきますように。