ヤマハのエレクトーン「STAGEA」の新モデルが出たそうです。なんでも今のやつは鍵盤や音色をアップグレードしていけるのだとか!
今のエレクトーンはどんどんリアルさを追求して、一人で本物のバンドやオーケストラの様なプレイができるようになっていますねぇ。この窪田宏さんのデモ演奏とか、ソウルフルなボーカリストが一人いたら、それでもう最高にファンキーなステージができることでしょう!
エレクトーンといえば、中学で福岡市内の大きい教室に初めて通うようになって、それまでレッスンは個人で受けていたのがグループになったから、なんか物足りないなぁーなんて思ってた。
そんなクソガキの心を見透かしたのか、担当の先生がある時「ふじきくん、ここの部屋のエレクトーン使いたかったら使っていいよ」って言ってくれまして、その当時最高級のモデルを無償で使わせてくれたんだよな。曲とかつくるといいって言ってね、今考えるとVIPです(笑
電子楽器とはいえ、最高に手のかかった楽器を使うというのは特別な感覚。そこは吸音も整ったひんやりした部屋で、木製の重厚なキャビネットに現代的にデザインされたスイッチ。いつもとは座り心地も全然違う、なんだろうコックピットに座る様な。
音を一音出しただけでできる世界とか、音色の説得力とかね。まだやっとDX7が出た頃だから、音源はアナログなのだろうけど、レベルの違う楽器が持つパワーに触れた瞬間でした。
まぁ当時の私にオリジナルのインストを完成させるまでの力は無かったのですが、音色に対する直感はそういう経験をさせてもらったおかげもあるなぁ。
その先生に、一度お礼を言いたくてお教室に問い合わせたときは辞められてて、そのままになってるのが心残りなのです。