「2010本祭を終えて」本編の方は、サポーターズサイトの方に書いたのだが、
書ききれなかった分、こっちに追記。
個人的には今年の2010、最高のものが出来たなぁと。もうそれだけで十分満足しております。
この作品は今だからできたこと。もう二度は生まれ得無いもの。
私自身もそうだし、振り付けのチカさんもそうだし、森田さんがいて、踊ってくれるみんながいて、このチームに関わる全ての人がいて完成できたもの。
そして、その同じ場所で見ているお客さんに届いた瞬間が、一番嬉しい。
当たり前と思ってる事は、実はそうじゃない。
人が生み出す事は永遠では無い。
ツイッター経由で知ったのだけども、YOSAKOIソーランの審査もしている 佐藤尚之 さんが今年初めて高知入りして、国士を観て喜んでもらえたらしい。
こりゃ、来年はソーランですなっw

[…] 夏の風物詩というより夏のローテーション的な。そう、よさこいです。今年もいろんなドラマを見せてくれました。 今年は、國士舞双・ぞっこん町田・東京花火・華舞鬼蜂と4チームの曲を作らせていただいたわけですが、中でも今年の国士は一つエポック的な作品に仕上がっていました。曲と振りと衣装の話だけではなく、中心スタッフから一般の踊り子さん一人一人にまで、同じ目標、同じ意識が行き渡っているということは、そう簡単には無いことだと思うのですが、今年の国士にはそうならなければならない理由がありました。それは、この最後の練習の空気からも痛いほど伝わってきました。 それだけに、本祭二日間後の結果が例年と同じだったことが判明した時の、みんなの落胆ぶりは私の想像を超えていて、2008年から毎年、国士に音楽を作ってきて、その全てに同じような落胆を感じていた自分と重なる光景が、そこにはありました。同時に、一瞬道を誤ったかとも思いました。 何もわからないところから参加して8回目。これだけ繰り返せば、もういい加減どこがツボなのかは理解しているつもりです。その中で最も正解に近いであろう内容を織り込んで、実際にやりきったけれども、結果は伴わなかった。もっと根本から、審査により適合するような解を求めるべきではなかったか。今まで一度たりとも、そんなことを思ったことはなかった自分が、ひるんだ瞬間でした。 全員の本気度がMAXだからこそ、そう思ってしまったのですが、ちょっと待てと。そこでグラついたら、今まで期待して踊ってきた歴代国士踊り子に、楽しみにしているファンに、もっと残念な思いをさせてしまう。 いつもの本祭打ち上げの席で、ひとしきり全員の顔を眺めた後に出た言葉は、正直に思ったことでした。わたしは、自分が正しいと思う目線で、今やらなきゃいけないことを常にやっている。それが審査員の理解を超えていることはあるかもしれない。だから、正直に謝りました。こんな本気の心意気を持った人たちに、目線を下げた作品を送り出すなんてできるわけが無い。 そんなことを言った気がします。 翌日のラストの追手筋は土砂降りで、それでも見てくれている観客の皆さんと、最後の最後まで楽しんでいる姿に、お願いだからご褒美をあげて欲しいと。そう願わずにはいられませんでした。 その土砂降りのまま、獲りました。 國士舞双 二度目の武政英策賞受賞おめでとう! 3年前はまさかの受賞、今回は悲願の受賞。森田氏の笑顔と受賞後のみんなの「ヨォ〜はい!」の声だけで泣けてくるよ。すこしは貢献できたかなと思って、安堵の気持ちもあります。やっぱりVIPは踊り子のみんなだ!!! 今年の楽曲にボーカルで入っていただいた乃詠さん、三味線をいただいた三好のぶちかさん、本当にありがとうございました。 /// 8.16.2015 追記 思い出すと5年前の2010年。「最高のものができたなぁ」と書いてますが、今もそう思う。あの時点だからできた全てが入っててね、今やれと言われてもできない曲。そこから期せずして5年後に、これまでの「最高」が仕上がったのは偶然ではなかろう。2014年度のぞっこん町田、そして2015年度の国士舞双は、自分の中でも特別な作品です。 まだ目に見えない音だけの世界に、衣装の杉本さんが形と色をつけてくれて、踊りの千賀さんが動きをつける。それをみんなが踊ってくれた時だけ現れる世界、蜃気楼みたいに儚くとっても贅沢な”遊び”。 今年の国士がやり遂げなければならなかった理由とは、その遊びに命をかける男に一番の夢舞台を見せてあげること。阿波踊りモチーフの後に現れるデッカい元気玉に詰まったみんなの想いと同じだけ、音にも想いがこもってます。 […]