赤十字

16 3月 2011

「THE HUNDRED ARTISTS and HUNDRED SONGS」レーベルより「米国赤十字」に寄付致します。

言葉にするにはあまりにも辛い状況が、今の日本を襲っている。 震災の時、自分はスタジオに居たのだが慌てて隣の部屋の水槽へ走った。東京で暮らして20年。少々の揺れには慣れっこで、水槽を気にすることなど殆ど無かったのだが、その日はなぜか気になった。 それでも、暫くしたら収まるだろう…と周りを見回しながら構えているが、収まるはずの揺れはますます激しくなり、水槽の水はドバドバこぼれ、ついにはスチールラック自体が暴れだす。この揺れは永遠に止まらないのではないかとさえ思えるほどの不安が自分を襲う。 ようやく揺れが収まっても、しばらくは片付けもできなかったのは、その時には未だ知り得ない本当の被災地の方々を襲った、得体の知れない悲しみの大きさを直感的に感じていたのかもしれない。 その後、報道で見聞きする状況は予想をはるかに超えるもので、いつも通りの平常を保つのも精一杯の毎日。そんな時、先日レコーディングの済んだ chi ja 「慟哭」 が、今日iTunesからリリースされているのを思い出す。 すぐにchi jaにメールをし今回の売り上げから寄付をしたい旨を連絡すると、直後に彼女からの快諾があり今回の寄付へとつながる。 被災地への貢献という意味がどれほどかは分からないが、とにかく何かやらなければという、その思いだけ。 今の日本を包む大きな慟哭が、苦しみから解放され少しでも早く癒えますように。 本作品の売り上げによる利益はユナイテッドスタジオ(株)より米国赤十字[Japan Earthquake and Pacific Tsunami]に寄付致します [soundcloud url="http://api.soundcloud.com/tracks/11453280"]